オペラ『魔笛』から生まれたもうひとつの物語 森の人気者、笛吹きパパゲーノのほしいものは、お嫁さん。ある日、美しい娘パパゲーナの噂を耳にしたパパゲーノは、夢をかなえるために、地下の闇に眠る魔法の「銀の鈴」を探しに向かいます。けれども、疲れ果てたパパゲーノを助けに現れたのはよぼよぼのおばあさん。なんと、お礼に結婚をしてくれとせまるのでした。さて、このおばあさんの正体とは? 「銀の鈴」の音が鳴り響くとき、驚きのクライマックスが訪れます。
モーツァルトのオペラ魔笛からの創作、でしょうか。
確かに、この二人を主人公とするのは愉快なアイデアです。
笛吹きが得意な若者パパゲーノが、お嫁さん探しに出てのエピソード。
やや怠惰で弱虫ですが、何かと引っ張られて、試練に立ち向かいます。
ハラハラドキドキですが、不思議に前へ進む力が登場するので、
読者にもエールのような感じです。
二転三転の急展開は意外ですが、愉快です。
ほら、ちゃんとハッピーエンドに着地。
有名な二重奏と合わせれば、盛り上がりそうです。 (レイラさん 50代・じいじ・ばあば 女の子1歳、女の子0歳)
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