1本のエノキがありました。春、目を覚ましたオオムラサキの幼虫は、エノキの幹をのぼりはじめました。エノキは鳥や昆虫、カエルなど、様々な生き物の拠り所。豊かな里山の生き物たちの姿を“切り紙”で描きます。
写真家であり、ペーパーカットアーティストでもある今森光彦さんの作品。
里山復元活動もされているので、生き物たちへのまなざしが感じられます。
小さな丘の上のエノキの木と、そこで命を育むオオムラサキ(チョウ)の姿を
切り絵で表現してあります。
切り絵とは思えないほど繊細な絵は、生き物の息遣いまで感じさせ、
単色なのに、多彩な色彩を感じさせてくれるようです。
シンプルだからこそ、五感に訴えてきます。
小学生くらいから大人まで、体感してほしいです。 (レイラさん 50代・ママ )
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