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森のおくにそだつ、1本のもみの木。りっぱなほかの木とちがって、せがのびなくて、ぐらぐらしてて……森がゆきでまっしろになったころ、ほかの木たちはクリスマスツリーとしてもらわれていき、1本だけのこされました。ひとりぼっちになったもみの木でしたが……。森のいきものたちの声がきこえてくる、あたたかなクリスマスのお話。
森の中で、一本だけまわりの木のように成長できないでいモミの木があります。
クリスマスツリー用に育てられた林の中にいて、他の木は切られていったのに、ひとり取り残されました。
それを森の動物たちが飾りつけ、森のクリスマスツリーとして、役に立つというお話です。
この木は動物たちの集いの場所になり、最後のシーンでは子どもたちもやってきているようです。
クリスマスツリーとして切り取られた木と、森の中で育ち続ける木と、どちらが幸せなのでしょう。
いろんなことを考えさせてくれる絵本です。
私はただ、いつまでもそこにあり続けていて欲しいと願うばかりです。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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