山の上に仙人が住んでいた。ふもとの方から「うーんうーん」と、だれかが困っている声が聞こえる。仙人がふもとに降りて行くと、そこには郵便屋さんが倒れていた。仙人は、自分のひげを9本抜いて、分身の術で9人の自分(仙人)を作り、郵便屋さんに代わって手紙や宅配を届けさせる。
山のてっぺんに仙人が住んでいた。
仙人といってもひとりだよ。
この冒頭が好きですね。
仙人=1000人として
でもひとりだよとなるこの部分。
子供もこういうのはすきだと思います。
唸り声が聞こえて仙人が見に行くと
郵便配達とおじさんが倒れています。
代わりに配達しようと考えた仙人。
自分のヒゲを何本か抜いて
ふうっと息を吹きかけます。
そうすると分身の術で
仙人が9人増えました。
仙人が10人!
雲に乗って配達する仙人や、
歩きながら配達する仙人などいて
あっという間に終わらせました。
終わった後分身した仙人が
バババーっと本物の仙人に吸い込まれる感じが
妙におもしろかったです。
お話はその後
落ちていた一枚の手紙を配達するお話に
変わっていきます。
お話が二つあったみたいで
得した感じでした。 (ジョージ大好きさん 40代・ママ 男の子13歳)
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