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ひとりぼっちの子グマのワーブは、やがて成長し、だれもがおそれる森の王になる。しかしあるとき、怪物のように大きなクマがワーブのまわりにあらわれて……? 人気絵本作家・あべ弘士によるシートン動物記シリーズ、第三弾。小学校低学年から。

主人公はクマでしたが、クマのお話とは思えない深い印象がこのお話を読み終わったあとに残りました。「祇園精舎」ではありませんが、老いとともに自分の死を悟ったクマ・ワーブの生きざまには人として、感じるものがありました。ほかの作品もぜひ読んでみたいです。 (さくらっこママさん 40代・ママ 女の子9歳、男の子6歳)
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