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花とりにでかけた寺の小僧を泊めてくれたのは、おそろしい鬼ばさだった。 暗い山道をぱたぱたと逃げる小僧と、だっふぁ、だっふぁ、大またで追いかけてくる鬼ばさ。 迫力満点ななかにユーモアのただよう1冊。
有名な昔話だけに、いろいろ読み比べるのが興味深いです。
山の中に花取りに出かけた小僧が、鬼ばさに出会って逃げるおはなし。
便所の神様が代返してくれるところは、いつもながら愉快です。
追い手から逃れるためのお札の威力が、大川、茨薮、大火事。
やはり豪快です。
和尚さんの機転がなっとうまめ、むにむにっと食べる様子が、
何ともリアルです。
長谷川摂子さんの、方言味わい深い再話がいい語りです。 (レイラさん 50代・ママ 男の子29歳、男の子27歳)
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