枕の姿をした、愛敬たっぷりの仙人さまが、ふたりのお供、敷き布団のしきさんと、掛け布団のかけさんと共に繰り広げる、アッと驚く、ほのぼの人情ばなしです。 シリーズ第1弾は、寒さにふるえ、こまっているものたちを、温めて元気づけてあげる、人助けのお話。布団にくるまれたときの、あの幸福感が読者を包みこむ、あったかーい絵本です。
【特集】かがくいひろしさんのぬくもりにふれたい!(苺通信No.11掲載)(PDF 573KB)
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寒くなってきた頃、幼稚園年長さん〜小学校低学年の子どもに読み聞かせました。
まずは、仙人さまと、かけさん、しきさんの紹介から。
子どもから「えっ? 枕? 掛け布団? 敷き布団?」と、驚きの声が上がりました。
そりゃあねぇ。毎日毎晩お世話になってるお布団たちが、こんなふうに絵本に登場するなんて。びっくりですよ。
そして、まるで水戸の黄門様のような仙人様。あちこちでいろんなものを助けます。
それは、寒さに震える木だったり、大根畑の大根だったり・・・。
お布団たちに暖められて、みんなほっこり。本当に暖かそう。
子どもたちは、
「そうだよね〜。お布団、あったかいもんね〜」
と、なんだか納得していました。
絵柄もかわいらしくて、子どもたちが気に入ること間違いなしの一冊です。 (ねこなさん 30代・その他の方 )
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