さむい冬のある日。地球の北のほうにある海の氷の上で、タテゴトアザラシのあかちゃんがうまれました。おかあさんはあかちゃんに、アニューとなまえをつけました。アニューは、おかあさんのおちちをのんですくすくそだちます。ある日、おかあさんがうみにでかけると……。
アラスカに滞在して制作をする絵本作家・あずみ虫が描く、野生動物たちの物語。小さな子どもから楽しめるストーリーで、動物への興味の入り口となる絵本です。アザラシのあかちゃんが一生懸命に成長する姿を、親しみやすいイラストで描きます。巻末には、アザラシの生態を解説するページも収録。
監修協力:村田浩一(よこはまズーラシア動物園園長)
2024年読書感想文コンクール小学校低学年課題図書。
アラスカと日本を行き来しているあずみ虫さんによる、
タテゴトアザラシの成長記ストーリー。
北の海の氷の上で生まれたアニュー。
お母さんとの生活も2週間、親離れというのもびっくりです。
一通り生活の術を教わっていても、自力で生きていく逞しさ。
北極への旅も、美しい光景や、サバイバル体験や。
アルミ板をカッティングした技法の絵は、
独特の浮遊感のある味わい。
あとがきには、地球温暖化の影響も記され、学べそうです。
(レイラさん 50代・じいじ・ばあば 女の子1歳、女の子0歳)
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