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おかえりなさい、スノーマン

おかえりなさい、スノーマン

  • 絵本
絵・作: マイケル・フォアマン
訳: 三辺 律子
出版社: あすなろ書房 あすなろ書房の特集ページがあります!

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作品情報

発行日: 2024年11月01日
ISBN: 9784751532256

出版社のおすすめ年齢:低学年〜
230mm×260mm 32ページ

この作品が含まれるテーマ

出版社からの紹介

寒い冬の一日が終わるころ、公園の奥に、子どもたちが作ったスノーマンが立っていました。「やあ!スノーマン、おかえり」と声をかけてきたコマドリと、町を歩きまわり、美しい風景を存分に楽しみます。しかし、夜明けが近づき太陽が顔を出すと、スノーマンはゆっくりと溶けていって……。マイケル・フォアマンが亡き友レイモンド・ブリッグズに捧げた、心あたたまる絵本。

ベストレビュー

いつでも会えるね、スノーマン

確か、『スノーマン』という絵本を読んだことがあったはず、
 けれど、なかなか見つからない。そんなはず、ないのだが。
 見つからないのには理由があって、
 以前はこの絵本、『ゆきだるま』という日本語タイトルがついていました。
 今は新装版となって『スノーマン』として出版されています。

 世界で一番有名な「ゆきだるま」となった絵本『スノーマン』の作者、
 レイモンド・ブリッグズさんが亡くなったのは2022年8月のこと。
 だから、この『おかえりなさい、スノーマン』という絵本が
 日本で2024年11月に出版された時、少し驚きました。
 でも、描いたのがマイケル・フォアマンさんという、やはりイギリスの絵本作家で
 友であったレイモンド・ブリッグズさんとの思い出に捧げるという献辞が
 最初に記されています。

 お話はレイモンド・ブリッグズさんの『スノーマン』を彷彿させるゆきだるまが
 こどもたちに手で公園の一角につくられます。
 このゆきだるまが、こまどりの声に誘われて、夜のロンドンの街を見て歩きます。
 そのうちに、朝がやってきて、陽がのぼるとゆきだるまは溶け始めます。
 あとに残ったのは、氷の心臓。
 「どんなにときがながれても、きみはえいえんにとしをとらない。」
 最後のページに綴られたこんな文章が、
 いなくなったレイモンド・ブリッグズさんへのはなむけでしょう。
 『おかえりなさい、スノーマン』は「またね、スノーマン」でもあります。
(夏の雨さん 60代・パパ )

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