蘭の花に恋をしたかまきりは、くる日もくる日もその花に会いに行きました。いつもいっしょにいたいと願い、祈りつづけていると、ある朝、かまきりは花になっていたのです。いもとようこが長年あたためてきた力作絵本。願いつづけることの大切さが心にしみるストーリーです。
ハナカマキリ・・・ 私はこの虫を知りませんでした。こんなにも素敵なカマキリがいるのかと驚きでいっぱいです。さらにハナカマキリの想いの強さに感動を覚えました。
いもとようこさんがハナカマキリの写真を見て、その変身ぶりの素晴らしさ、見事さに驚き、いろんな思いが交差してこの作品ができたそうです。
5歳の娘、4歳の息子も、この作品とハナカマキリに興味を持ったようです。実際のカマキリを見る機会も少なく、絵本などで見るカマキリは怖いイメージが強く、二人とも苦手意識が強かったのですが、このハナカマキリだけは実物を見てみたいと言っています。まずは、いもとようこさんの絵の美しさ、変身したカマキリの美しさを味わってほしいと思います。そして《願えば叶う》ということを、この作品から感じ取ってくれたらと思います。 (モペットさん 20代・ママ 女の子5歳、男の子4歳)
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