おとうとライオンは水飲み場で若いメスライオンに出会いました。メスライオンを忘れられないおとうとライオンは、メスライオンの匂いにひかれるように、知らない土地へと足を踏み入れてしまいます。
吉田遠志・動物絵本シリーズ<10>
いつかはこうして親兄弟から離れて独り立ちする日がくるのですね。それは異性に恋をした時に。
ライオンのテリトリー争いは殺し合いになることもあると聞いた事があります。「おとうとライオン」は他のテリトリーを侵し、しかし勝ち目がないと逃げ出しました。このときちゃんと自分の家とは別の方に走っているのですね。
メスライオンは多分全てを悟った事でしょう。幸せになることを祈らずにはいられません。 (まあちゃん235さん 30代・ママ 男の子9歳、男の子7歳)
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