「すてきな ばしょ、みーつけた!」
公園でふしぎなしげみに入ってみた、さやちゃん。しばらくすると、あたりがざわざわとしてきました。耳をすませてみると……。
「もしもし、だれかいますか?」はっぱのすき間からくまさんが大きな目をのぞかせて話しかけてきました。さやちゃんは、答えます。今日はずっとここにいること、おなかがすいても秋になれば木の実でいっぱいになること、眠くなっても冬にははっぱのベッドで眠ること、さみしくなっても春にはみんなを集めてパーティーをすること……。くまさんと話をしていると、いつのまにかはっぱの外には動物たちが集まってきました。はっぱのなかにいるさやちゃんは、しかさんやへびさんたちをパーティーに招待すると約束しました!
パーティーのことを考えていたさやちゃんはいつのまにか眠ってしまい……。
自分だけの「ひみつのばしょ」をさがしてみたくなる、清々しくて想像力が広がる絵本。
4、5歳対象の絵本だけど、2歳の娘のお気に入り絵本になりました。
さやちゃんだけのひみつのばしょは、娘にとっても素敵な場所に思えたようで、秋のたくさんの木の実、冬のはっぱのベッドに「いいなぁ〜、いきたいなぁ〜」とうらやましそうで…。
春になったらと、どうぶつたちと約束したパーティーにももちろん「ぱーちぃーいきた〜い♪」と読むたびに言ってます。 (モモのジさん 30代・ママ 女の子5歳、女の子2歳)
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