トキオはある日、ちょっと変わった風貌の男の子フウタと友だちになる。 でも次の日、仲間がフウタのことをからかったり、いじめたりしているのを助けることができず、知らないふりをしてしまった……。それでも、フウタは、トキオの弟を助けてくれて……!? ひと夏の友情と思い出を描く、感動的な作品です。
■担当編集者からのメッセージ 山下ケンジさんの作品は、読後に考えさせられる作品が多いと思います。今回も、友情について、勇気について、いじめについて、後悔や懺悔という気持ちについて、いろいろなことを考えさせられます。あのとき、勇気を出していたら……。胸にトゲのように刺さる後悔の気持ち。でも、きっとその気持ちを胸に、この先トキオは少しずつ変わっていくんじゃないか……そんなことを期待させてくれる物語です。(K)
山下さんの作品だったのでこの絵本を選びました。主人公の気持ちがありありと表現されているのが良いと思いました。時間の経過によって心の移り変わりを描く場面が素晴らしかったです。出会いを通して主人公の人生がより良いほうに向かっていくのに感動しました。友情って素晴らしいなと感じました。 (なびころさん 30代・ママ 女の子3歳)
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