およそ2000年の昔のこと、ユダヤの国の小さな町ナザレに、マリアという娘がいました。マリアは大工ヨセフのいいなずけ。ある日、天使ガブリエルがマリアの前に現れ、「おめでとう、マリアよ。わたしは神の言葉を伝えにきた。あなたは男の子を生むだろう」とイエス・キリストの誕生を告げました。その頃、ローマ皇帝は人口調査をするため、人々に自分の故郷に帰り、家族の名前と人数を届け出るように命じました。ヨセフはベツレヘムの生まれだったので、身ごもったマリアを連れ、ベツレヘムを目指し長い旅に出ました。
著名なスイスの絵本作家フェリックス・ホフマンが、聖書をもとに忠実に書き上げた正統派の生誕物語絵本。大天使のマリアへの受胎告知、荒野の羊飼い、東方の三人の博士、そしてエジプトへの逃避行まで、クリスマスを語る新約聖書の場面が、抑えた色調の水彩画に生き生きと描かれます。登場人物の服装が当時のものというよりは、少しヨーロッパ的なところが興味深いですね。ホフマン生涯最後の絵本となった本作品は、キリスト教の起源を知る目的も十分達しうる、美しさと奥深さを持ち合わせた傑作です。 ――(ブラウンあすか)
スイスの画家ホフマンが、キリスト誕生の物語を真正面から描いた作品です。宗教を抜きにしても、これほど感動的で劇的な物語はほかにないでしょう。
私が子供のころに読んで、今も鮮明に覚えている絵本です。
息子にも読み聞かせしたくて借りてきました。
1年生の息子、自分で読めるといい私に読んでくれましたが
地名やら言葉やら、読むのに必死だったみたいで
あまり内容が頭に入っていないようでした。
次回は私が読んであげたいと思います。
ホフマンも絵も素晴らしく、キリストの誕生日を祝うのが
クリスマスの始まりであることを知るのにとても良い1冊だと思ます。 (ホワイトチョコさん 30代・ママ 男の子6歳、女の子1歳)
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