地上に降りてきてしまった星の子は、だだをこねています…。なぜお星さまが空にいるのかを、やさしく語ってくれます。
ヘレンがおかあさんからお話を聞いています。きれいな服を着てダイヤモンドのお城に住んでいる王女様がいました。その王女様の願いはお空の星をとってくること、というお話です。それを、お空のほしのこも聞いていました。ほしのこはヘレンのところに降りてきます。ヘレンのことを王女様と勘違いして。そして、ヘレンにきれいな着物やダイヤモンドのお城を見せてとせがむのです。
困ったヘレンが、ほしのこの願いをかなえてあげる発想が素敵です。いろいろなものをドレスやお城や家来に見立ててしまいます。子供の発想ってまさにこんな風ですよね。
ほしのこを迎えにおかあさんがやってきます。でも、ほしのこは帰りたくなくて、おかあさんを困らせてしまいます。その時、ヘレンはとてもいい秘密を思いついて、ほしのこがおそらに帰りたいくなるようにしてあげるのです。
ヘレンとほしのこの間の秘密は夢のある楽しいものです。子供って「秘密」という響きが好きですよね。(大人もかもしれません。)私も、子供がダダをこねた時に、ステキな秘密を思いついて、ハッピーな毎日を送りたいと思います。
読んだ後、親子でほんわかと幸せな気分になれる本です。 (えっこさん 40代・ママ 男の子11歳、女の子8歳、女の子3歳)
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