この表紙・・・もうなんというか、「目のやりどころに困る」とでも言いましょうか。 でも見てしまう。子どもたちの目も釘付けです。
そう、迫力があるのです。ググっと盛り上がった力士の尻の迫力が伝わってきます。 その名も「せきとり しりとり」。
なんとダイナミックな構図。なんと質感たっぷりな力士の肉体。 ページをめくるたびにドキドキします。いやあっぱれ。
そして、一文ごとのしりとりでつながっていくストーリー。 かばのやまとの因縁の対決。今こそ借りを返すとき。 取組みシーンはど迫力!読み手の声にも力がこもる!
"かけごえ いっせい、「どっせ〜い!」と なげれば・・・・・・" "ばすーん!と きまって、はくしゅの あらし"
読み手の大人も心地よい、実に見事なこの文章。 ああ、気持ちいい。子どもたちもスカっとした表情。 にやにやしながら友達に見せたくなる絵本。 子どもたちが大人になったとき、きっと記憶に残っている、そんな作品が誕生しました。
(金柿秀幸 絵本ナビ事務局長)
西村敏雄さんとのコンビ「うんこ!」で大ブレイク、 いまや、読み聞かせ現場には欠かせない作家となったサトシンさんが、満を持して、投入した言葉遊び絵本。 「せきとり、けいこにせいをだす」→「すごい、なげわざばっちりきまる」→「るんるんきぶんで……」と 1文1文がしりとりになっていて、かつ、稽古風景からライバルとの因縁試合までストーリーもばっちり! 新たな読み聞かせ定番絵本になること間違いなしの1冊です。
全ページ立ち読みで6歳の息子と一緒に読ませていただきました。
表紙のおすもうさんのど迫力なお尻にいきなり目をうばわれました(笑)。
お相撲さんの場所中の一日が描かれていて、ちゃんと起承転結があるお話になっているのに、その文章を良く見ると、すべてしりとりになっているんですね。
言葉遊びが好きな息子はそれを見つけて大喜びでした。
表紙だけではなく、中の挿絵もど迫力です。
とにかく、すごいアングルなんですよね。
それがお相撲さんという題材にぴたりとはまっています。
最近、相撲界は暗い話題が多いですよね。
息子もニュースを聞きかじって、いろいろと否定的な話が多いことも知っています。
でも、国技とも言われていて、長い伝統のあるお相撲。
この本で描かれているような真剣勝負をこれからも実際に見せてほしいな、と思ったりしました。 (あんれいさん 40代・ママ 男の子6歳)
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