20世紀の画家が描いたさまざまなまるの絵。かたちは同じまるですが、色づかい、筆づかい、大きさや数が違えば、その表情はおどろくほど変化します。リズミカルな言葉とともに、まるの百面相を楽しんでください。
画面を漂う色とりどりのまる。びっしり一面を埋めつくす小さな黒いまる。こっちを見てニヤリと笑うまる。この絵本には、20世紀の画家が描いたさまざまなまるの絵が集まっています。かたちは同じまるですが、色づかい、筆づかい、大きさや数が違えば、その表情はおどろくほど変化します。リズミカルな言葉とともに、まるの百面相を楽しんでください。モダンアートの色やかたちを感覚で楽しむ、美術の世界への初めの一歩です。 まるは、小さな子どもがはじめてかくかたちのひとつです。腕を大きく動かせば大きなまる。手首を小さくまわせば小さなまる。たくさんかけば模様になるし、まわりに線をつけくわえると、人やモノのかたちに近づきます。まるは単純なかたちですが、そこからたくさんのイメージを生み出す力を持っています。この絵本に登場する画家の何人かは、まるの絵をくりかえし、数え切れないほど描いています。まるには画家をとりこにする魔力があるのかもしれません。
「びじゅつのゆうえんちシリーズ」と、あります。
文と構成は大月ヒロ子さんですが、各それぞれの円(まる)のイラストは、たくさんの画家の円(まる)でした。
読んだ人なら分かると思いますが、もう、そのまんま美術館みたいです。
こんなにいろいろな円(まる)の表現って、あるんですねー。面白かったです。
この絵本を読んだ時の、下の子の反応がすごくよかったんです。きっと大人の私が見るより、子供の目で見た時の感じ方のほうが、すごいものに見えているんでしょうね。 (てんぐざるさん 30代・ママ 女の子9歳、女の子4歳)
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