ななちゃんは、遠い海からやってきた、たこの子です。 けがをして足が7本だったので、かなこが「ななちゃん」という名前をつけました。 かなことななちゃんは、いつもいっしょのなかよしでしたが、ななちゃんの元気がなくなってきて…。 ゆかいでちょっぴり哀しい、忘れられないお話です。
最近、私が気に入っている作家さんです。
まず、絵がかわいい。色彩がきれい。
新着の感想で、たこのお話の絵本が紹介されていましたが、
こちらのたこのお話もおすすめです!
かなこのおとうさんは船乗りの船長さん。
夏休み、スクリューに挟まれて足を一本なくした、たこの子
をお土産に。
七本足なので、ななちゃんと名付け、かなことななちゃんは
大の仲良しになった。2学期が始まって、寂しがるので
学校へも一緒に行き、七本足を器用に使うので人気者に。
季節は過ぎ、ななちゃんが海へ帰りたがっているのを
認めたくなかったけれど、かなこはおとうさんに、
「ななちゃん、おうちにかえりたいんだって。つぎのおふねで
つれてってあげてね」と、思い切って言います。
ラストは寂しく終るのではなく、嬉しい事がありました・・・
人物の動きがとても細やかに描かれていて、
絵に手書きでセリフが書いてあるのを読むのも楽しいです。
給食・運動会・遠足・なわとびなど、学校行事に沿って
お話が進んでいくので、子供も共感を得たようです。
(♪ナナコ♪さん 40代・ママ 男の子8歳)
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