小さなよっつの雪だるまをめぐり、生きていることの幸せや、命をつないでいくことの尊さを、やさしく静かに語りかけてくれるものがたり。
長谷川集平さんの絵本にしては、淡々と描かれていて、後からじーんとしてくる絵本です。
サイズは小さめ、絵はモノトーンのデッサン調、その中で、一人の女性の人生の断編が淡々と描かれています。
たまに降る雪だから心に残るのでしょう。
すぐにとけてしまうから大事なのでしょう。
長崎で作った小さなよっつの雪だるまは、家族を思う心を彼女に植えつけたようですね。
訴えてくるような内容ではないのに、切々と響いて来ました。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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