ひとりぐらしのおじさん、ルラルさんのおはなし。久々の新作、5作目はルラルさんの大好きな読書から始まります。 ルラルさんの本棚にはたくさんの本が並んでいます。そしてルラルさんは物語の世界で思いのままに世界中を冒険します。そこへねこさんがやってきてルラルさんの旅はひとやすみ。 あとからあとからみんなやって来て、ルラルさんの部屋で地底探検のお話を読んであげていると、ねずみくんが「あ、ぼくそのあなしってる。」 結局おはなしを中断して外に出てその穴に入ってみることになりましたが・・・。
本の中での冒険を思いっきり楽しみながらも平気で中断、その辺に見つけたあらゆる穴に入っていってちょっとした探検も思いっきり楽しんでしまうねこさんと仲間達。そしてひと段落するとまたお話の中のせかいへ・・・。なんて自由な子ども達。本の中も外も区切りのない子供達にとって、世界はとてつもなく広くて興味がつきません。とっても忙しいのです。そしてそんな子供達にひっぱられながらも素直に楽しみを見つけてしまう「おじさん」ルラルさんはとっても素敵な大人です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
ルラルさんが本を読んでいると、にわのみんなが「読んでくださいよ」とやってきました。でも、読み始めると…。
大好きなルラルさんのシリーズに、新刊が出た!という情報を、ブログ友達に教えてもらい、本屋さんに駆け込みました。
本好きにはたまらない題名。
ルラルさんちの本棚ってどんな本があるのかしら?!
わくわく、読み始めました。
庭のみんなとも、すっかり仲良しになったルラルさん。
動物達にねだられ、本を読んであげますが、
読んでる途中で、冒険へと連れ出されます。
「あーあ、ねこやねずみには、ほんのおもしろさがわからないんだ。」
仕方なく、つきあってあげることにしましたが・・・???
こういうことって、小さい子にはよくありますよね?!
本の中に、知ってるものが出てくると、そっちへ脱線してしまうこと。
そんな時は、せっかく読んであげてるのに・・・なんて思いながらも、子どもにとことん付き合ってあげてくださいね。
本もいいけど、もっと素敵な何かに出会えるかもしれません。
たっぷり冒険した後は、また本の世界へ・・・。
秋の夜長に、心がぽかぽかする、素敵な絵本です♪ (ぼのさん 40代・ママ 男の子11歳、女の子9歳、女の子4歳)
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