
12歳のオランダ人少女が見た、鎖国化の日本。台湾をめぐる海賊・国姓爺との死闘の結末。はるか遠い、母の国で出会った様々な事件とは…。北欧の画家が、知られざるアジア史を描きだす、歴史冒険物語。

スウェーデンの著者が描いた日本の鎖国時代。
少し不思議な感じがしましたが、作者の描く17世紀の日本文化と幕府を絡めた活劇には違和感もありますが、テンポの良い展開に引き込まれました。
少女の目を通して見た世界。
後半では台湾を舞台に東インド会社の側に属するリブから見た、フレデリック・コイエットと国姓爺との闘いを中心にドラマチックなお話に発展します。
少し荒削りのような気もしますが、見事に心くすぐる児童文学(?)だと思いました。 (ヒラP21さん 50代・パパ )
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