子どもたちが大好きな忍者の絵本。でも、この忍者。顔がオレンジ色で頭から葉っぱが生えていて・・・。 そう、にんじんの忍者「にんじんじゃ」なのです。 にんじんが忍者!?その意外な組み合わせに「ちゃんと活躍できるのかな・・・」なんて心配していると、このにんじんじゃ、かなりのお調子者ときている。 立派な忍者になるために日夜修行に励んでいるかと思えば、さぼって遊んで主のトマトの殿さまから大目玉! 「罰として剣の達人しいたけんしを今日中に探しだすこと」 こんな重い任務を命じられたのに、のんべんだらりでやるきなし。 にんじんじゃ、もう頼もしいくらい「だめなやつ」。 こんなんで、ちゃんとしいたけんしを探し出すことなんてできるのでしょうか。 お調子者でなまけものの彼が考える作戦や裏の手は、どれもちょっとバカバカしくて思わず笑っちゃうものばかり。 何をやってもうまくいかない。何をやってもちょっとずるをしようとする。 ・・・最初から最後まで、こんなに怒られている主人公なんて見たことない!? でも子どもたちは、気がついたらきっとにんじんじゃに夢中になっちゃうはず。 だって、すごく面白いから。 次々に展開していくストーリーと軽快でリズミカルな文章は、声に出して読むのにぴったりです。 子どもたちと一緒に「にんにんじんのにんじんじゃ!」で盛り上がってみてくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
にん・にん・にんじゃのにんじんじゃ。修行をさぼって遊んでいたら、怒った殿さまから重い役目を命じられた! その役目とは、剣の達人しいたけんしを今日じゅうにさがすこと。どうなる、にんじんじゃ!? おちょうしものでなまけもののにんじんじゃが、あれやこれやと考えだす裏の手や、トマト、にんじん、しいたけなどのユニークな主人公たちに、思わずプッと笑いがふきでてしまいます!
ユーモアたっぷりのおはなしとリズミカルな文体は、子どもといっしょに声に出して読むのにぴったりです。さあ、 「にんにんじんのにんじんじゃ!」
ダメな忍者のにんじんじゃ。
へまを繰り返して、相手にもされずじまい。
自分のしっぱいに、ダメ印をを重ね、茹でられるキャラクターになりました。
煮ても焼いても食えない未熟者のにんにんじゃ。
ナンセンスですが、笑ってしまいました。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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