「じっちょりん」シリーズ、ファン待望の第3弾の登場です。
私たちのすぐそばに住んでいる小さな小さなじっちょりん一家。 春になればせっせと植えた野の花の種たちが咲き誇り、秋になれば池の近くでおつきみを楽しむ彼ら。 最初は「じっちょりんってなに?」「どこに住んでいるの?」「実際にいるの?」なんて、たくさんの疑問を浮かべながら読んでいた読者の方たちも、少しずつ明かされていくその生活や習慣にすっかり夢中になってしまっているのではないでしょうか。 では、暑い暑い夏の日。彼らはどんな風に過ごしているのでしょう? あの熱いアスファルトや急にやって来る夕立ちは、大丈夫なのでしょうか?
さあ、今日も一日が始まります。 いつもの通り、じっちょりんたちは葉っぱでくるくる巻いた花びらを美味しそうに食べます。 もちろん種はとっておきますよ。 お出かけの時間。太陽はじりじりと道を照らしていますが、じっちょりんたちは影の中を上手にちょろちょろと進んでいきます。やがて着いた公園では、噴水の水しぶきの中で子どもたちがたくさん遊んでいます。 「みずをのみにいこうよ!」 ところが、さすがに元気に動き回る子どもたちをよけるのは大変。そこで…? ちょっと公園からそれた時から、じっちょりんたちの大冒険がスタートしてしまいます。 大粒の雨がふってきたり、子どもたちだけネコのしっぽに乗っかっちゃったり。一家は離ればなれ。 無事に一日の終わりを迎えることができるのでしょうか。
今回も夏の草花とともにみどころは満載。特に雨宿りのために入ったところの美しい景色といったら! 見慣れた道も違う角度から見ると、こんな豊かな世界が広がっている。 じっちょりんたちはいつも教えてくれますね。 お約束の最後の地図と、ハート探しも楽しめますよ。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
野に咲く草花と共に生きるじっちょりん達。暑い暑い夏の日は、どうやって過ごしているでしょう?
「じっちょりん」シリーズ第3弾。暑い夏の日,小さいじっちょりんたちは,日かげを探しながら種探しにでかけます。急に雨が降ってきたら,ほおずきの実の中に入って雨宿り。楽しいお話とともに,夏の草花の生態や名前も分かる絵本です。
いつもの何気ない道での光景を素敵なものと改めてきずかせてくれた素敵な絵本に感動してしまい3冊まとめ買いしてしまいました、表に出ることのない草や花の名前がさりげなく記入してあり、こちらの絵本をきっかけに、外出する時は草花に目を向けるようになりましたストーリーはもちろんのこと細かいところも是非楽しめる1冊です。こちらの本を購入してかとうあじゅさんのファンになりました。 (クリ先生さん 40代・せんせい 男の子14歳、女の子11歳)
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