「地雷」を知らない子どもたちに――
ぼくは、げんきな男の子。 きれいな、黒いちょうちょをひろったんだ。 空に、飛ばしてみようっと……。 『くろいちょうちょ』によって、わたしたちは再認識する。毎日のようにニュースで接している黒い蝶々、地雷の存在について知りながら、自分からはるか遠いところで起きているできごととしてきてしまっている、ほかでもない自分自身に。――(落合恵子)
この絵本の売り上げの一部は、TBSなどがすすめている「地雷ZEROキャンペーン」に寄付され、世界中の地雷をとりのぞくために役立てられます。 子どもたちには豊かな未来があります。 それを奪う権利は誰にもありません。 シリーズ「子どもたちの未来のために」は、子どもたちの未来を奪おうとするすべてのものへの怒りと、その未来が実り多いものであるようにという願いをこめたシリーズです。
地雷とちょうちょの関連性について、ちょっと疑問形だったのですが、最後にPFM 1という地雷の模型写真を見て唸ってしまいました。
なんと残酷なものを作ったのでしょう。
好奇心旺盛な子どもたちにとって、おもちゃに見えてしまうのは、当たり前のように思えます。
多くの子どもたちを犠牲にした「黒いちょうちょ」。
卑劣な戦争がなくなることを願わずにはいられません。 (ヒラP21さん 50代・その他の方 )
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