「おはなをあげる」 ママの声

赤い服の女の子が、道端の小さな半を拾っていきます。
そして、優しくそっと・・・

お花とともに優しさと、色が広がっていきます。
心にも優しさが広がっていきました。
なんだか、」じんわりじ〜んとする文字のない絵本です。

「はなをくんくん」をちょっと思い出します。

赤いフードの女の子が、お父さんと歩いています。その女の子は道々に咲いている花を摘み、そっと誰かにプレゼントしています。
モノクロの背景に、女の子の赤いフードと花だけが色づいています。そのシーンがとっても素敵で、幸せな気持ちになりました。
文字はありませんが、絵が多くのことを語っています。何度も繰り返しページをめくりたくなる絵本です。

文字がない絵本です。

色も少な目です。

基本はモノトーン、

女の子のパーカーだけが赤で

目立っています。

それ以外は少し色がついていますが、

主に花を中心に描いた絵本です。

女の子の周りには花があります。

タイトルどおり花がテーマです。

女の子が道すがら花を摘み、これと思うところに花をプレゼントしていきます。
一番最初は死んだ小鳥に！
読んでいてドキッとしますが、それ以外は犬の首輪にさしてみたり。（ちょっと迷惑そう・・・笑）

モノクロからどんどんカラーになっていって、最後はオールカラーになります。
文字がなく、大人むけの絵本という印象を持ちました。

どこか寂しげな女の子と、子供に無関心なおとうさんが印象に残る作品でした。
そもそも、この二人は親子なのかな？
文字のない絵本なので分からないのですが、
親子の温かさがあまり感じられず、
家に帰ってもまた一人で出かけていく女の子の姿は孤独を感じさせました。

モノトーンのなかに、一点だけ赤色があるのが、とても印象深い絵本ですね。子どもがあちこちでお花をあげていきます。言葉はなく、読み手がストーリーを想像しながら読みます。シドニー・スミスさんの絵本は、大人のファンが多そうですね。