「ママのゆきだるま」 ママの声

『どうぞのいす』のイラストを描いている柿本幸造さんのやさしい絵に惹かれ、手に取りました。
３びきの子どもを持つママ。ある雪の日、ケガをしてしまって……。
いつもは強がっているけれど、ママが帰らないとだんだん不安になる子どもたち。あるあるだよなぁと思いました。
お母さんが怒った時の「ぷんぷんのぷん」というセリフがかわいくて和みました。

雪が降ったから、と大はしゃぎで朝ごはんも食べずに遊ぶこぶたとパパ。こぶたがはしゃきすぎて、ママが怪我をすることに…。心配だから、とパパがおんぶして病院まで連れて行きますが、ママは幸せなんだかどうなんだか、と感じました。

柿本幸造さんの優しい絵が大好きなので読みました。
雪が降った日の朝、子供たちもパパも、
朝ごはんも食べないで、雪遊びに行ってしまいます。
プリプリ怒るママ。
いい加減にしなさい！と、外に出たら、
どしん！！
雪で滑って転んでしまいます。

その後、パパがママを病院に連れて行く間、
子供たちが3人でお留守番する時の少し不安げな様子が何ともかわいいです。

最後はママが帰ってきてハッピーエンド。
ほのぼのするお話です。

因みに、娘たちはママが雪で滑って転ぶ場面が大好きで、何回読んでもいつも大爆笑。
読み聞かせするのが楽しい一冊です。

雪が降ったある日、お父さんも3人の子供もお母さんの言うことはきかずに遊んでばかり。でも、お母さんが怪我をしてしまったところから、みんなのお母さんを大事に思う気持ちが伝わってきました。絵本のお母さんがうらやましくなりますよ。

７歳小学校１年生の娘が一人読みしましたが，もう少し小さなお子様の読み聞かせにも十分理解できる温かい絵本です。
雪降る日の出来事なので冬にぴったりの絵本になっています。
ママってやっぱり子供達にとっても一番の存在なのかも〜と思わせてくれる絵本になっています。
でもね，父子家庭のお子様にはちょっと寂しいかもですよね，大人目線ではそんなことも考えてしまいます。万人にぴったりな本なんてどこにもないのでしょうけれど。