「王さままほうが大すき」 ママの声

このお話はイタズラ好きのチョモチョモという魔法使いが王様に色々な意地悪をするお話でした。ライオンの卵の黄身が青かったり、竜が出てきたりとハチャメチャすぎるところがうちの子の気に入っている所みたいでした！！

ライオンの卵 また無茶な事を言い出す王さまですが、チョモチョモの魔法の呪文でなんと、ライオンの卵を手に入れてしまいます！
ここからがもう、凄すぎる展開で、とにかく面白いです。あり得ないことが次々と起こり、最後は卵から〜〜が！！息つく暇なしです！これをすんなり受け入れて楽しんでいるのはさすが子供だな！と思います。

「ライオンのたまごのオムレツが食べたい」と言う王さま。いつものわがまま王さまだなー。「つくりますから、ライオンのたまごをもってきてください」と言うコックさんもいいなー（笑）。
魔法使いのチョモチョモの魔法を王さまが使ってライオンにたまごをうませてしまう王さまにはびっくりしました。魔法のチョモチョモもしっかり登場します。
ラスト、ライオンのたまごからうまれたのは○○○…というオチも面白かったです。

5歳の長男のための児童書を探していて、私がすっかりはまってしまいました。

この「ぼくは王さまIIIシリーズ」は、最初のシリーズよりも、IIシリーズよりももっと低年齢向けの作りになっています。1ページあたり8行で、書体もゴシック体で読みやすいです。漢字は使われていますが、「王」以外はすべてルビが打ってあります。1巻で1つのエピソードで、3章構成です。

でも内容はIシリーズとIIシリーズを受けているので、このシリーズから読んだら登場人物の人物像がよくわからないかもしれません。

この巻のテーマは魔法ですが、内容はライオンのたまご。魔法使いチョモチョモも登場して楽しいのですが、なんと王さまがライオンに食べられてしまいます！！！　その後どうなるかは読んでからのお楽しみ。

ライオンの卵のオムレツが食べたいと言い出した王様。

どこかで聞いたことがあるエピソード。「ぞうのたまごのたまごやき」を思い出しました。

でも、もちろん同じ展開ではなく、本当にライオンから卵が生まれたのには驚きました。しかも、黄味が緑なんです。

この場合、黄味とは言わないのかもしれませんけど。なんで？と思いつつ、読んでいくと、王様が小さくなったりとナンセンスの連続なんだとな思いました。

絵が和歌山静子ですので、王様が何となくかわいらしげ。それでも、相変わらずわがままなんだなと思いました。

でも、ユーモラスで憎めないキャラクターなんですよね。