子供がお世話になっている調剤薬局さんに
この本が置いてありました。
山羊のサイエンス博士は、不治の病を治す薬を
研究中のお医者さん。患者さんのネズミさんの
病気が何処が悪いのか分かりません。
そんなある日、偶然3つの薬を作ってしまいます。
その一つは小さくなる薬。
小さくなってネズミさんの体の中に入り、
いろいろな臓器に病気かどうか尋ねます。
その臓器のひとつひとつがとても生き生きと
描かれていて楽しいです。子供も真剣に読んでいます。
ハラハラする場面もありますが、どこか温かな
優しい感じのする本だなぁと話していました。
いつも本の途中で薬が出来て最後まで読めなかった
のですが、最後まで読めた日がありました。
この本の作者のへつぎ りょう君は先天性難病の
体で「こんな薬があればいいな」と思った想いが
こめられた本だと、最後に書いてありました。
体の気持ちも大切にしている、病気の方の気持ちにも
寄り添っている。けれど楽しい本です。
元気な人にも是非読んで貰いたいです。