大好きなブライアンワイルドスミスが描く、仕掛け絵本。
ノアの箱舟という大作なので、とってもとっても楽しみに読みました。
1ページ1ページ かみ締めるように丁寧に眺めました。
神様からの言葉を受けてノアが箱舟を作る、それがはじめのページです。
細かく描かれた動物達がとてもいきいきとしていてノアとともに箱舟作りを手伝っています。
大海原となった世界でのあの箱舟が漂流するシーン。
箱舟がとっても上手く立体になっていて感心します。
子供達が歓声をあげたのがラストの虹がかかるシーン。
新しい世界をあたえられたノアと家族と動物達は神様と虹の約束をするというとても感動的なシーンです。
私も詳しくこのお話を読んだのが初めてだったので、虹が神様と人を結ぶ約束の掛け橋だなんて なんて素敵なんだろう、と子供と一緒にじっくり眺めました。
堕落した人間を戒めるお話ですが、あまり悲惨な様子は描かれてなくノアや動物達の前向きな部分に焦点を当てていて、絵本がとても美しく仕上がっています。
子供達が大きくなるに連れ、何度でも繰り返し読んであげたい絵本です。