2008年、イギリスで発売後、たちまち30万部超の大ヒット作品という「きょうりゅうは パンツが だいすき」に続くシリーズ第2弾。
恐竜が絶滅したのは、パンツが原因だったという奇想天外なストーリーに、大いに魅了させられた記憶が鮮明に残っています。
作のクレア・フリードマンは、他に「ただしい!?クマのつかまえかた」といった作品もあり、その発想の面白さが注目の作家です。
お話は、宇宙人が地球を目指して航海するシーンで始まります。
宇宙人が地球にやってくる理由は、ただただ パンツ欲しさのためという、またまた奇想天外な物語が展開します。
宇宙船のレーダーが、庭に干してあるパンツが、風に揺れるところまで映しだすなんて、一寸馬鹿馬鹿しいかも。
地球の干されているパンツを見つけるや否や、宇宙人のパンツの試着の開始。
ただ、それからは、パンツで宇宙人が遊ぶシーンが続くのですが、この展開は今一歩のような感がありました。
前作では、純粋に恐竜がパンツの争奪戦を繰り広げ、その馬鹿馬鹿しさが最高に愉快だったのですが、その水準の面白さには到達していないと思えたからです。
それでも、ベン・コートが描く絵は、健在。
色鮮やかな絵は、パンツにうってつけのものです。
楽しさ満載の一冊として、オススメします。
2011年10月に、「サンタクロースも パンツがだいすき」も発売されていて、こちらも読んでみたくなりました。