五味太郎さんの初期の絵本が復刊されたとのことで、ワクワクしながら読みました。
6つの色の絵本で、これは赤の本。
ページをめくると、色んな赤が目に飛び込んできます。
赤と一口に言っても色んな赤があります。鮮やかな赤、ピンクに近い赤、オレンジのような赤・・・
自然界の色の中でも、とりわけ目立つ色、赤。
美しさと同時に、緊急、警告を意味する色でもあります。
血の色が赤いのも、単にヘモグロビンの色素というだけでない意味を感じることが出来ます。
この絵本では、赤いものと対比して、白いもの、黒いものも文章として書かれてあるのがとても面白いと思いました。
陽が沈んだら黒の本とか、塗らない前は白の本とか、想像力を豊かにする文章もとても素敵ですね(^^)