にほんご」 みんなの声

にほんご 作:安野 光雅 大岡 信 谷川 俊太郎 松居 直
出版社:福音館書店
税込価格:\1,650
発行日:1979年
ISBN:9784834007626
評価スコア 4.6
評価ランキング 4,305
みんなの声 総数 14
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  • 日本に生まれて良かったと思える本

    • PDさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子8歳

    まったく予備知識なく、たまたま書店で手に取り、一瞬で好きになってしまった本です。
    奥付を見てそうそうたる執筆陣に、大きくうなづいてしまいました。

    タイトル通り、これから言葉を学ぼうとする子供たちへの「にほんご」の本。

    ですが私自身がそれよりも惹かれたのは、全体のページ構成と、ビジュアルイメージの効果的な使い方でした。
    かわいい挿絵はもちろんですが、漫画を利用した擬音表現、思いきって見開き2ページのほとんどを黒く塗りつぶして表現された宇宙、<ひらがな>50音を掲載しているページではただ記載するだけではなく、安野光雅さんならではの木や縄のイラストで表現された美しい立体文字!!!
    他にもいっぱいあって書ききれません。
    某デザイン誌もびっくりです。

    国語がちょっと苦手な息子は、文字の多い本をあまりじっくりと読んでくれません。
    ですがこの本は大層気に入った様子。
    前から読まなくていいからみたいです。
    自由にぱらぱらとめくり、気に入った絵や図形があるところから拾い読みしています。

    つい正しい日本語を教えようとしてはなかなか理解してくれない子供にイライラしてしまいがちですが、この本はもっと自由にのびのび楽しく言葉と仲良くするといいよ、と言ってくれている気がします。
    子供がいつでも気が向いたとき読めるように、いつも手の届くところにそっと置いています。

    超が5つくらいつくほどおすすめします。

    投稿日:2007/11/30

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  • たからもの

    • もぞもぞさん
    • 30代
    • ママ
    • その他
    • 女の子3歳、女の子0歳

    娘たちは日本人の母を持ってはいますが、父は外国人、これからも日本に住むことはないでしょう。でも私は娘たちには適当に話せるだけでなく、きちんとした美しい日本語を身につけて欲しいと思っています。主人には「どうしてそこまで日本語にこだわるのか」と言われますが…。
    この本は非常に良質な日本語の教科書であると同時に日本語を媒体とした哲学の本であり、社会の本であり、と一言では言い切れないほど広がりのある本です。そして何より素晴らしいのは、ところどころに散りばめられた問いかけに、子供自身が自分の意見を求められるという事だと思います。
    とてもおすすめです。

    投稿日:2007/04/24

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  • ぎっしり日本語

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子12歳、男の子9歳、男の子7歳

    ナビのレビューに惹かれて、図書館で予約して借りました。
    あいさつ、手話、詩、物語、世界の言葉、手旗信号、早口言葉、ことわざ、わらべうた、果ては、クロスワードや地図まで、とても盛りだくさんの日本語の本でした。
    書いてある文章も、きらりと光るものばかり。
    ただ単に言葉を教えるというだけでなく、自分を大切に、人を大切に、自分と違う文化を大切に、今日を大切に、明日を大切に、知ることを大切に、考えることを大切に、そして生きることを大切にしようということが、行間からたくさん発信されています。
    読んでいるこっちが圧倒されてしまう程、中味のぎっしり詰まった言葉のオンパレードでした。
    あまりにもぎっしりすぎて、子どもには、うまく読むことが出来ませんでした。
    読み聞かせではなく、一緒に声を出して読んでみるのが良いかもしれません。
    とても新鮮で、訴えかけてくるものの多い、素晴らしい本でした。

    投稿日:2007/02/27

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  • 一年生の新しい国語の教科書

    1979年に小学校1年生向けの国語の教科書の私案として出版されました。まず初めは言葉を話せるのは人だけであること、色々な国があって国によって言葉が違うことが示されています。文部省の教育要領にとらわれない内容で、読むこと・書くことよりも、話すこと・聞くことに重きを置いているそうです。お話しだけでなく、詩、なぞなぞ、パズル、地図の見方など楽しいことがたくさん入っています。マニュアルにこだわっている教師には教え方の力量も問われるかもしれません。

    最近の学生の言葉に「かわいい!」があります。何に対してもまず「かわいい!」なのです。友だちのバッグにも洋服にも、シャープペンシルにも、絵本にも、私のくしゃみにも…。日本語を母国語として獲得しつつある乳幼児に毎日関わる者がこれでは心配です。彼らにもこの本をサブテキストとして与えたいと思いました。

    安野光雅さん、大岡信さん、谷川俊太郎さん、松居直さんというそうそうたる方々が執筆されています。
    絵本の好きな大人の皆さん、ぜひ手に取って真剣に読んで下さい。そして「言葉」を改めて意識してみませんか。そして絵本の中のすてきな言葉探しをしてみませんか。

    投稿日:2006/12/22

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