「ぐりとぐらの1ねんかん」を読んだのは、娘がまだ4歳になったばかりの頃。ぐりとぐらの詩に感動し、覚えたてのひらがなで、初めて書いたかわいらしい詩を、なつかしく思い出します。
(今、その詩を「ぐりとぐらの1ねんかん」のレビューページで読み直し、このような記録を残しておけるのも、絵本ナビに出会えたからこそ、と感謝の気持ちを新たにしました。)
「うたうた12つき」の中でも、「1ねんかん」同様、やっぱり1番喜んだのは、自分の生まれた月。色とりどりのきれいな落ち葉とともに、「しょくよくの あき」の美味しそうな食べ物がページいっぱいに広がっています。娘も、「栗。さつまいも。あっ、木の実! きのこもそうだよね。」と
秋の味覚を1つ1つ挙げては、うれしそうにしていました。
2冊のどちらも、新しい月、新しい年を迎える喜びにあふれています。1日1日の楽しい出来事の積み重ねの中で、カレンダーを1枚めくると、また今月も、今年も、いいことがいっぱいありそうだ、という素敵な希望がわいてきます。
「ぐりとぐら」の絵本といっしょに育った娘・・・これから先もずっと「ぐりとぐら」の世界のような、あたたかいしあわせに包まれて生きられますように。