「かこさとし おはなしのほん」のシリーズは、「からすのパンやさん」をはじめ、「おたまじゃくしの101ちゃん」など、好きなお話がたくさんありますが、この絵本に限っては、1回読んだだけで、おしまいになってしまいました。娘は、かこさんの本も、虫も(!)大好きなので、気に入るかな?と思ったのですが・・・。
あとがきを読んで、「本来は、理科教材の昆虫編の1つだった」と知り、それで自然界の掟や厳しさをストーリーに織り込んだのかな、とわかりましたが、字のない写真絵本や科学絵本と違って、てんとだいじんのセリフや仕打ちがあまりにも残酷に映り、虫の世界というより、人間界の悪の部分の印象が強く残りました。