「100万回生きたねこ」 みんなの声

数年前、某ドラマでもでてきた本です。私は大切な彼に送り、一緒に読みました。今はその彼が旦那となりました。大切な人に会えた猫ですが、幸せと同時に、悲しみという感情も得た猫。幸せについてお子さんと考えれるといいと思います。

格好いいもてもてのオス猫が、美しい白猫に出逢って、本当の愛に気づいてゆくという、猫の一生。
擬人化された猫の話ですが、子どもの柔らかな心にも、猫の生と死を通し、しっかりと残る一冊。
子どもから、大人まで、贈り物の定番にしています。

ちょっと１，２歳の子には難しいかも。だけど、３，４歳以上にすごく良い本だと思います。何回も生き返って色々な人に飼われて行くお話ですが、子どもも命の大切さ、大人もその命の大切さを考えるのに良いと思います。小学生でもいいと思います。命について子どもと話すことけっこう子どもって覚えていますし、子供の優しさを育てるのに良いと思います。

多くの人が手に取ったことのある本だと思います。大人になっても手元に置き、読み返すことのできる絵本の１冊です。普遍の愛の物語です。解説は不要。実際に手にとって堪能してください。作者の佐野洋子さんは、詩人、谷川俊太郎氏の元妻。この人の生き方が、作品であろう芸術家の１人でしょう。

絵本で泣いたのは、あれが初めてでした。
私も自分だけの白いねこが見つかるといいです。