「おにいちゃんにははちみつケーキ」 みんなの声

この絵本は下に弟、妹ができた子供たちだけでなく、お母さん達にもおすすめの絵本です。
お話しの途中で、ちょっとドキッとする文章がでてきます。
おにいちゃんのコンタが積み木でお城を作り、「ママ、みておしろができたよ！」と呼びかけた時、ママがお城を見ずに「あら　すてき」と答える場面です。
赤ちゃんが生まれて、忙しくて、ついつい上の子供のことを後回しにしてしまうこと、多くの方が経験されていると思うのですが、その時、子供はこんな風に感じていたのだなぁ、こんなによく、お母さんのことを見ているのだなぁ、と突きつけられた思いがしました。
どんどんすねて、どんどんいじけて、自分の気持ちを持て余してしまっているコンタ。赤ちゃんに対して、よくないことを考えたり、いけない歌をつくってしまう自分自身に対し、落ち込み、どうしていいかわからなくなっているコンタ。
そんなコンタにお母さんは、包み込むような優しさで接します。最後はとても暖かく幸せな気持ちになれる絵本です。
私も二人の子供がいますが、こんな風に優しくはしてあげれなかったな‥。自分自身の子育てについて、ちょっと反省してしまいました。
忙しい時ほど、ちょっと手をとめて、いつもよりちょっと優しく‥子供に接してあげたいな、と思いました。

あかちゃん兄弟が生まれたおにいちゃんの成長のお話です。娘はこの手のお話が大好きなのでお話に聞き入ってました。もちろん読み終わってももう一回読んでと催促されました。特に気に入っていたのはおにいちゃんがいけない歌を歌うところ。
　私は絵をしっかり見ないで絵本のタイトルがはちみつとなっているからてっきりくまさんの絵本かと・・・。娘はこれきつねちゃう？と言ってくれたのでようやくそういえばこのおにいちゃんの名前はｺﾝﾀくんやわと気づきました。きつねも蜂蜜好きだったのね。

娘がおねーちゃんになったら是非読んであげたい１冊です。
ママを赤ちゃんに取られてしまうのではないかという悲しい気持ちがひしひしと伝わってきます。
その気持ちをくんであげる、ママの愛情表現が素敵です。

現実にはお兄ちゃん・おねえちゃんになる子への接し方というのは難しい問題だと思いますが、この絵本のママのように
素直に愛を表現してあげたいです。

セバスチャン・ブラウンの絵がより一層優しい気持ちにさせてくれます。

　このお話は、お母さんが赤ちゃんにどうしても手がかかってしまい、お兄ちゃんはストレートに自分の気持ちを言葉で表現してしまいます。でも、お母さんがケーキを焼いてくれている後ろ姿を見て、自分が言った言葉を後悔してしまう場面があるのですが、自分の幼い頃と重なりジーンときました。本当は、そんな言葉を言いたいんじゃなくて、さみしいよ・・・　って言いたかったんだよね。そんなお兄ちゃんの気持ちが絵の雰囲気からもちゃんと伝わってきました。絵に温かみがあって気に入りました。

コンタはお兄ちゃんになりました。弟のマメタが生まれたからです。マメタのお世話にかかりきりのママに、コンタは淋しさを募らせます。とうとうコンタは階段下の物置にもぐりこみ、ストを決行！　するとママは…。
お兄ちゃんになったコンタの揺れる気持ちが痛いほど伝わってきました。ママの愛情がなくなったのではと不安になったり、赤ちゃんの悪口を言ったり（そのことでまた自分を責めたり）、いっぱいいっぱいのコンタをママが上手に受け止めます。素敵なママだなーと思いました（自分だったらこうはできまいと感心しました）。お兄ちゃんへの階段を一つ上ったコンタ。書名の『おにいちゃんには…』の【には】の意味がよくわかりました。温かくて優しい挿し絵もおはなしのイメージにぴったり！　表見返しから裏見返しの時間の変化が見事です。

お母さんの愛情を子供の目線から再確認する絵本を最近よく見かけます。
この絵本もそのような感じの絵本ですが、
弟が生まれてお兄ちゃんになったぼくが主人公です。

今までぼくだけのママだったのに、赤ちゃんが生まれてから
なんだかぼくがいらない子になったみたい。
「あかちゃん　ばかちゃん　おしっこ　ちーちー
ぶりぶり　うんち　くさいぞ　どっかに　すてちまえー！」
こんないけない歌を歌ってしまうほど、ぼくの心はやきもちでいっぱい。
でもママは、お兄ちゃんのこともずっとずっといつまでも大好きなんですよね。

最近赤ちゃんが生まれてお兄ちゃん、お姉ちゃんになった子供さんにもいいと思いますが、
個人的には、お母さんに読んでもらいたいなと思いました｡

赤ちゃんばっかりと寂しいコンタの気持ちがストレートに
伝わるこの絵本、子供達はそんなお兄ちゃんの言いたい放題
の一言一言に大うけで、「あかちゃんてはなぺちゃなんだね
。」「うんちくさいマメタなんかごみばこにすてちゃえ！」
とちょっと読んでて「ええー！？」となる表現のものもある
んですが、二人で笑いながら真似してました。
中でも、とってもいけないうたってのが凄くて、「あかちゃ
んばかちゃんおしっこちーちーぶりぶりうんちくさいぞどっ
かにすてちまえー！」となかがわちひろさんの訳がまた破壊
力満点、子供達がすぐに覚えて家で歌ってたら、絵本を見て
いないママが聞いてびっくりしてました。
最後はもちろんハッピーエンドですよ。

お気に入りの場面
娘＆息子＆僕：破壊力満点のとってもいけないうた

おにいちゃんになったマメタ。
ちょっと寂しい気持ちかな・・・

おにいちゃん、おねえちゃんになった子は、マメタみたいに一度は思ったことがあるのかも・・・と感じさせてくれる絵本です。

小学校のお話ボランティアで、一年生に読みました。
マメタが歌ったうたでは大爆笑！でした。

弟のまめたが産まれてお兄ちゃんになったくまのコンタがお母さんを赤ちゃんに取られた気持ちになりやきもちを焼いたり、いじけたりする姿を描いた絵本

最後にはお母さんが焼いたはちみつケーキを食べて自分も同じように愛されていると実感する温かい絵本。

なんでコンタはおもしろくないの？なんでやきもちをやくの？と不思議そうに効いていた子供たち。

妹と年の近い姉妹なのでそのような寂しさを感じることがなかったので、コンタの気持ちを不思議そうに聞いていました。

赤ちゃんが生まれたことによって

上の子が寂しい思いをするといった内容です。

上の子がママを赤ちゃんにとられたと思い、

意地悪をしたり、憎い態度をとったり・・・。

ママがどう接するか、そこが重要だと思います。

このタイトルがおにいちゃんには・・・となっています。

このおにいちゃんには、という部分が

とっても心に響きます。

表紙の絵が和やかで、なんか落ち着きました。