長男が10ヶ月の頃に頂いた本です。色の名前も、「まる」という形も、何も知らないまっさらな頭で、どんな風に感じたのでしょうか。
きっと、「あーん」の顔の形になっていることがわかったのは、それより少し後だったと思いますが、「あーん」の音が大好きでした!
0歳児の目の高さからすると、「おおきく おおきく」のページは、すごい迫力だったんだろうと思います。何回読んでも、このページで目をぱちくりさせていました。
たくさん並んだお姉ちゃんたちの絵本の中から、「これ読んで。」と言わんばかりに、何回も持って来ました。
シンプルで、それだけが目に飛び込んでくる「まる」。赤ちゃんが、色に出会い、大きさの違いに出会い…という瞬間に立ち会った気分でした。
【事務局注:このレビューは、「まるてん いろてん」こどものとも012 2006年11月号 に寄せられたものです。】