新刊本で、なんだか興味があったので借りてきましたが
紫色の本だったせいか、兄ちゃんは一向に手に取らず。
そろそろ返却日が迫っているので、寝る前に読んでやりました。
紫色に黒で描かれた絵柄に、兄ちゃんも次男も
「怖い」ってとっても不評。
でも、気にせずに読み進めます。
飛べないまほうつかいのトビィは飛べないせいで
友達がひとりもいません。
長いマントと長いほうきをひきずって、寂しそうにあるいています。
そんな時に出会ったのが、ドラゴン!
トビィはドラゴンに飛び方を教えてと頼みます。
ドラゴンといえば、怖いものですが、
このドラゴン。とっても優しいし、口から吐く火で
パンまで焼いてしまいます。
毎日、毎日、トビィとドラゴンは練習を重ねます。
そんな時、ドラゴン退治のナイトが現れて・・・。
怖いとか文句を言っていた子供たちは、
トビィとドラゴンがどうなるのか。じっと黙ってきいています。
そして、ラストまで読み終わったら、
「ふぅ〜、良かったね」って二人で言ってました。
最後の作者紹介のところを読むまで、
この絵は「切り絵」じゃないかな〜って思ってました。
しかし、『イギリスの大学で版画を学ぶ』と書かれているので、
もしかして・・・これ版画???
兄ちゃんに「版画だって」って言うと、
「え〜!スタンプみたいなやつでしょ!」とびっくり。
こんなすごいの、版画で作れるんだ・・・。
いいお話だけど、この絵にもびっくりびっくりでした。