小学校の図書館で読みました。
絵はマジックで簡単に書いたような感じで、特に惹かれるイラストではなかったのに、何故か心を奪われた記憶があります。
小学校の図書の時間では、必ずこのシリーズを読んでいました。
今思うと、『外国』とゆう雰囲気を感じ取ったのだと思います。
東88番通りとか、猫足バスタブとかシャンデリア・・・
そして素敵なワニのライル!!
子供の頃、こんなワニと一緒に暮らしたい!!と本気で思いました。
けど、ライルにはペットという感覚は持てないんですよね。
どちらかと言うと『家族』を感じます。
人間のようにお手伝いや芸ができる・・・
ということではないんです。
純粋な子供のような心を持ち合わせている。
絵本でライルはそんな風に描かれています。
そして、
読者に問いかけるようなオープニングとクライマックスがいい感じに絵本に引きこんでくれます。
あなたには きこえますか?
ほら、耳を すまして
ごらんなさい。
からはじまり、
ですから、もし あなたが、東88番通りの
家の まえを とおったら、〜
でおわる。
本当に自分が東88番通りを歩いている。
そんな余韻を残してくれて
まるで映画を見た後のような気分にさせてくれます。
少し長い絵本なので、小さい子には不向きかもしれませんが、子供〜大人まで楽しめる本だと思います。
是非読んでみてください。