アリたちが女王アリのために、おさとうを台所から運び出すお話。二匹のいけないアリは仕事をさぼり、おさとうを食べ始めますが、大変なことに巻き込まれます。
アリがコーヒーに入れられて飲まれそうになったり、水道の水に流されたり、コンセントで感電したりする様子が、アリ目線で描かれているので大迫力です。子どもも「えぇ〜」と大喜び。アリ、普通なら絶対死んでます。
村上春樹ファンではないのですが、この本の雰囲気と村上さんの訳はとてもあっていると思いました。また、以前に違うタイトルでも刊行されたようですが、「二匹のいけないアリ」というタイトルも素敵だと思います。