桜の花が満開に咲いていて綺麗だったので、手に取ってみました。
桜の花が満開に咲くころ。花まつりの日が来ました。
その日は、朝から花まつりにいく人たちが、
桜の木の下を通り過ぎていきます。
「ぼくの花も、つれてって。」
桜の木は頼みますが、誰にも聞こえませんでした。
そんなさみしそうにしている桜の木の前に、
桜の声が聞こえる男の子が現れます。
そして、約束をして行ってしまいますが・・・
とても不思議な男の子でした。
桜の花びらが、大きな桃色の川になって、
春の空を流れていくシーンは、思わず涙ぐんでしまいました。
花まつりは、お釈迦さまのご誕生をお祝いする仏教の行事だそうです。
この不思議な男の子って・・・
幻想的でとても美しい絵本です。