作者の島本一男さんは保育園の園長さんで、島本さんの保育園で実際にあった出来事のお話です。
保育園の庭にある園児を見守ってきた皆が大好きな大きな栗の木。そこに新しい家を建てるために、木を切ることになりました。
その時の園児の気持ちが切なくて、泣けました。木を切るのが「可哀相」という純粋な気持ち。生き物を愛おしく思うその気持ちはとても大切だと思いました。
最後には栗の実を植えます。その実が育ったかは?ですが、きっと今頃大きく育っているだろうと思います。
子供から大切な事を教えられる事ってとても多いです。その想いがぎゅっと詰まった絵本でした。