手作りの品から感じる、ぬくもりやあたたかみ。
その大元には、使う人の気持ちや暮らし方までもを考えながら、地道に手を進める作り手さんの愛情があるのですね。
森のかばんやさんの店長ハリハリが、かばんの一点一点をひたむきに作り上げる姿を見て、作られたものには作り手の心が込められているのだと、気付かされました。
逆さになるこうもりには上下どちらからも開けられるかばん、地面を這うへびには車輪つきの運びやすいかばん。
私が使うならどんなかばんがうれしいかな? 身近なあの人にプレゼントするならどんなかばんが喜んでもらえるかな?
一人一人違った生活スタイルや考え方に思いを馳せることは、その人の生き方を尊重することにも繋がりますね。
何もかもが便利になってきている世の中、安く大量生産された物に私たちは囲まれています。
だけど、私たち人間ももとは自然から生まれた動物。
ハリハリのように手を動かし時間をかけることで、物に宿る”まごころ”を大切にしたいと思わせられます。