ねみちゃんに、木になった赤い実を取ってほしいと頼まれたねずみくんは木に登れなくて困ってしまいました。ねみちゃんは、高い所がこわいねずみくんのむかって「ねずみくんは、いくじなしね!」と言ってどこかへ行ってしまいました。そこへぞうさんがやってきました。ぞうさんは、高いところでも平気だし、力も強いし、こわいものもないし、おいしいものもいっぱい食べられる・・・。ねずみくんは、ぞうさんがうらやましくてたまりません。
でも、ねずみくんにはねずみくんなりの、意外ですてきな方法があったのです。この絵本で、誰かと一緒に何かをする喜びや、いいところは人それぞれなんだよって気づいてくれればいいなと思います。