ツタンカーメン好きな6歳の息子と読もうと、
図書館から借りてきました。
ツタンカーメンご本人が全く出てこないことに
やや不満そうな息子でしたが、
「ツタンカーメンのミイラもこうやってできたんだよ。」というと、
ちょっと納得。
鼻から金の鉤を入れて脳みそを取り出し、
体の左側を裂いて内臓を取り出し、と、
子供向けだけど内容は結構、刺激的。
でも挿絵は全然大丈夫。淡々と描かれています。
それがかえって逆に分かりやすくてよかったです。
寝る前に読んだけど怖くて眠れないーってこともなかったです!
そこから、内臓を取り出した体に炭酸カルシウムを入れて・・・。
へえそうなのか。私も知らなかったので勉強になりました。
布でぐるぐる巻きにして、
体に戻ってきた魂が分かるように個人の顔と同じ容貌に
作った仮面をかぶせて、
それから、箱にいれて、それをまた箱にいれて、
またそれを箱にいれて・・・
なかなか気長な作業。
ミイラ作りって大変ですね・・・。
話はそれから、ミイラを安置するピラミッドの話に。
ピラミッドがお墓だってことはうすうす知っていたらしい息子。
その奥深くに安置することや、
荒らされないために中に泥棒対策の仕掛けを作っておくことは
初めて知ったみたいで、ちょっと引き込まれていました。
少し長いお話だったけど、最初から最後までの製造工程が
理由(古代エジプト人の信仰)も一緒に説明されていて
とっても分かりやすかったです。
親子で勉強になった一冊でした!