これは 長女が1〜2歳の頃 特に好んだ絵本。
こだぬきのポンちゃんは、ある日うさぎさんたちが輪になって楽しそうに
踊っているところを見かけます。
「ぼくも仲間に入りたいなぁ」
そこで、うさぎに化けようとするのですが・・・何度やってもうさぎさんになれません。
しっぽだけたぬきだったり、パンダ色になったり、お耳が長くなかったり・・・。
「そうだ! にんじんを食べよう!!」
ポンちゃんはそれから嫌いなにんじん料理を一生懸命食べます。
そして・・・。
とうとう、うさぎさんになれた!!
うさぎさんたちの輪にそ〜っと混じって楽しそうに踊るポンちゃん。
あんまり楽しくって、たぬきの姿に戻っていたことにもちっとも気がつかなかったんですって。
嫌いなにんじんを一生懸命食べる。
毎日いろんなにんじん料理をママに作ってもらいます。
見開きで紹介された、数々のにんじん料理。
このページのお料理を指でひとつずつたどるのも、小さい子の楽しみ。
そして、失敗ばかりだったうさぎさんに化けるのも、
にんじんのおかげで 「やったぁ、だいせいこう!!」
子供の顔にもうれしさがいっぱい広がります。
長女は、この本に夢中になっていた頃は 何かがうまく出来ると
「やったぁ、だいせいこう!!」って言ってたっけ・・・。
目標のために頑張ること、頑張った成果が出たときの達成感。
そんなことを、小さな子に優しく教えてくれる、あたたかい絵本です。