変な感想タイトルをつけてしまいましたが、これが個人的な感想です。
大まかなテーマが友情というだけあって、心温まるお話なのはそうですが、ぽかぽかした日向の暖かとも、ぬくぬくした、うっとりするような暖かさとも、心の内側からじんわり溶けていく暖かさとも一味違い、やっぱり枯葉の中で、自分の体温で徐々に温まっていくような、薄温かい感じがするのです。(やっぱり変な例え…。)
五つのお話の中でも、私は「がまくんのゆめ」が一番好きです。
他の四編に比べて、この話だけ少しシリアス。前の四編がシュールでユニークな内容である分、余計に効果があります。
このお話は、他四話の普段楽しくマイペースながまくんとかえるくんの日常の大切さ、相手を思いやる事の尊さの全てを語っているかの様です。この五編のお話の順番、ナイスです!