じいじの家のツバメの巣を見て、ツバメのことをもっともっと知りたくなった娘が、「パパにも教えてあげたい!」と言って、自分で見つけて借りてきた1冊です。
写真絵本になっていますが、それぞれの写真に日付や解説も書き加えられていて、観察日記のような印象も受けます。特に、、コンクリートの町中でも、人や車に気を配りながら、せっせとどろを運び、草一本も無駄にせず、一生懸命に巣作りをするツバメの姿は感動的です。
そして、やっと迎えたひなの誕生の瞬間。でも、目を閉じたままの「ピンク色のはだかんぼう」を見て、「え〜!かわいくな〜い!」と、びっくりしている娘に、「このひなにそっくりな子を見たことあるよ。」と見せてあげたのが、娘が胎児の頃の超音波の写真。ひなのような、宇宙人のような写真に、さらに度肝を抜かれた様子でした!
でも、小さなひなたちも、やがて親と分かれ、秋には、はるかかなたの南方まで自力で渡っていくのですよね。じいじ、ばあばの家でも、今年は、天候の影響のためか、未だに卵を産んでいないと、心配していましたが、無事に雛が孵って、新しい家族が巣立っていってくれるといいな、と願っています。この絵本を読んで、そんな気持ちがより一層強まりました。