古い言葉の言い回しがとても楽しい絵本です。
団子を追って鬼の住処までいってしまった、ばあさん。
鬼はその団子がたいそう気にいって、ばあさんに団子を作るように言い、ばあさんは団子をつくりますが、また明日もつくれといってかえしてくれません。
そこに以前たすけたあかとんぼがやってきて、逃げる方法を教えてくれます。
情けはひとのためならず ということを教えてくれる本だと思います。
そして、鬼がばあさんに渡した、「こなを混ぜると、こなが増える不思議なしゃもじ」。そんなしゃもじが実際にあったらいいのになぁと思ってしまいました。