まこちゃんの一人称で淡々と話が進められていくけれど、すごい読み応えのある話だ!!お風呂場に次々に出てくる動物たちそれぞれにしっかりとした設定があり、偶然まこちゃんのお風呂に来てしまったけれど、いつもはどこか別の場所でちゃんと生活していることを想像させる。最後に湯船で50を数えるところでも動物たちの個性がうまく表現されていて感心してしまう。
湯気とあたたかい黄色で包まれた林明子さんの絵も素敵で、この話の不思議な感じにマッチしている。私がはまってしまった。でもこんなお風呂にだったらのぼせるだろうな。